sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行5日目 パリ編①バルセロナからパリへ移動

バルセロナ5日目、最終日の朝は9時頃に目が覚めました。前日は疲れていつ寝たのかも覚えていないほどぐったり。身体中に湿布を貼って寝ました。フランクもブラジル人も宿を出て、4人部屋には私一人なので湿布の匂いなんて気にしません。部屋に一人なんてちょっと寂しいかも…と一瞬でも思った自分を疑うくらい快適でした。まあ、パーテーションの向こうは6人部屋なので全然一人部屋感はないのですが。

前日に荷造りを終えていたので、布団をたたむくらいで朝の準備は完了。パリに向かうべく宿を出ます。住人がいなくなった部屋はどこか寂しげ。フランクがいた下の段はもう次の住人を迎えるべく昨日のうちに掃除されていました。

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来る時はバスでしたが、今回はRenfeという電車に乗って空港まで行くことにしました。宿からCatalunya駅まで歩き、そこからメトロでBarcelona Sants駅まで行きます。駅に着いたらRenfeのチケットを買って、電車に乗り、空港に向かうというルートです。T10チケット(10回分の回数券)があれば、Renfeのチケットを新たに買う必要はないそうですが、私はすべて使い切っていたので残念ながら別途お支払いすることに。あのフランクとの約束がなければ…(ぼやき2回目)。

Barcelona Sants駅は広くて迷いましたが、駅員さんに道を聞いてなんとかRenfeのチケットを購入。値段は3.6ユーロでした。ガイドブックには2.5ユーロと書いてあったので値上がりしたようです。今はもっと値上がりしていそう。

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空港へは約30分置きに電車が出ています。時間までしばし駅のベンチで待ちます。バスの方が楽だし早かったかなーとちょっと後悔しながら…。これからバルセロナに行く人には、往復でバスを利用することをお勧めします。

そろそろ電車がくる時刻になったのでホームに降り、Aeropuerto(空港)行きの電車に乗りました。チケットを買った時に、終点で降りるということは確認済みだったのですが、車内アナウンスがスペイン語のみで、本当に終点でいいのか、そもそもこの電車で合っているのか、徐々に不安になってきました。そこへ畳み掛けるように「Aeropuerto なんちゃら(本当はなんて言ったか不明)」というアナウンスが聞こえてきて、スーツケースや大きな旅行カバンを持った人たちが続々と降りていきます。終点じゃないけどここ空港なの?でもまだ大きい荷物持った人たちも車内にいるけど?ええーどっち!?と一人大慌て。たまらず、隣の席のおじいさんに「私はeasyJetに乗りたいんですが、ここで降りるのでしょうか?」と聞くと、おじいさん、案の定全編スペイン語でお答えくださる。何言ってるのか全くわからない。もう一度「easyJetはここで降りるのですか?」と聞くと、うんうんと笑顔で頷くおじいさん。うそ、ここ!?でももうドア閉まったし!てかこの電車どこ行き!?とさらに大慌て。再度、おじいさんに「この電車は空港に行きますか?」と聞くと、「Aeropuerto」と言いながら両手をパタパタさせています。飛行機の羽部分をイメージしたボディランゲージと理解。私も両手をパタパタさせながら「アエロプエルト?」と聞き返すと、おじいさん、意図が通じた喜びからか、満面の笑みでさらに両手パタパタ。「本当に!?」と言いながら私も再度パタパタ。おじいさんニコニコでパタパタ、私は般若面でパタパタ。なんだこれ。そして、何かしゃべりながら、自分を指さし、周りの人を指さし、また両手パタパタ。「自分も、みんなも、空港に行くよー(パタパタ)」ということだと解釈。

おじいさんの笑顔と一生懸命なコミュニケーションのおかげで徐々に落ち着きを取り戻し、やっと笑顔で「グラシアス」とお礼を言えるようになったところで終点のAeropuertoに到着。おじいさんは家族のお迎えに来ていたようです。おじいさん、すごい剣幕で迫ってしまってすみませんでした。とても癒されました。

そして、ここからがまたトリッキー。空港に着くも、easyJetの乗り場であるターミナル2Cが全く見つからない。案内も出ていない。その辺にいた人に聞くと、この建物を出て右にしばらく歩いていくとあるよ、とのこと。じゃあこの建物はターミナル2じゃないの!?とまたも慌てる。ターミナル2が二つの建物に分かれていることをすっかり忘れていました。歩くこと10分ほどでターミナル2Cに到着。チェックインは済ませていたので、預け荷物を預けてターミナル内のカフェテリアでランチしました。出だしからてんやわんやだなーと一息ついて食べたサンドウィッチは、あんまり美味しくなかったです。

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手荷物検査を経て、2階の搭乗ロビーへ。数時間遅れている便もありましたが、私が乗るパリ行きは30分ほどの遅れで出発しました。搭乗を待っている間に、DUTY FREEショップで機内持ち込み用バッグ(1ユーロ)を購入。これが後々とっても重宝しました。

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約1時間半のフライトでパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。RoissyBusでパリ市内(オペラ座)へ向かいます。片道10ユーロ程でした。

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バスの乗り場前にスターバックスがあったので、早速パリタンブラーゲット。パリは赤、モチーフはエッフェル塔です。当時で16ユーロくらいだった気がします。バルセロナが10ユーロくらいだったので、おフランス価格ですね。チャイラテはバルセロナよりミルク多めでした。

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バスに揺られること約1時間、終点オペラ座に到着です。と言っても、到着したのはオペラ座の裏手側で、実際はユニクロの前でした。パリでユニクロか…と安心感と残念感が入り混じりました。

オペラ座前のOpera駅からメトロで宿泊先の最寄り駅Bastille駅を目指すわけですが、スリを警戒してわかってる風に歩いていたら全然違う方向に行ってしまい、オペラ座で降りたのにオペラ座が見当たらないという失態。仕方がないので、前から歩いてくる女性に道を聞きました。フランス人は英語で話しかけられるとキレるというステレオタイプな情報が過ってちょっと怖かったですが、「あっちの方」と英語で答えてくれました。超ナイスではなかったけど、とりあえず怒られなかったのでほっとしました。

「あっちの方」に歩いていくと、なにやら歌声が。聖歌隊オペラ座の前でクリスマスの曲を歌っていました。周りの見物客もみんな笑顔でハッピーな雰囲気です。

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しばしハッピーな歌声を堪能した後、Opera駅に向かいました。メトロの階段を降りると、「スリにお気を付けください」と日本語でアナウンスが聞こえてきました。日本人どんだけすられてんだと思うと同時に、用心用心と言い聞かせました。

券売機でカルネ(10枚セットの回数券)を購入し、メトロに乗りました。カルネはクレジットカードで購入しようと思っていたのですが、なぜかその時はカード使用不可で現金で購入しました。値段は13ユーロほど。毎年値上がりしているようです。

Bastille駅に着き、地図を見ながら10分ほど歩くと、これから5泊するホテルCastex Hotelに到着しました。かわいらしいホテルで、ウェルカムワイン(赤)も用意されていました。さすがフランス!飲めないのでお土産として持って帰ることにしました。部屋はやや狭いですが、一人で泊まるには十分です。お風呂好きの日本人としては、浴槽が大きかったのも嬉しいポイントでした。

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荷物を置き、夕ご飯を食べに出かける予定でしたが、すごく疲れていたのでお菓子とランチで食べきれなかったマフィンで空腹をしのぎました。

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でも全然苦じゃない。なんてったって一人部屋!久しぶりの一人部屋の快適さたるや!ベッドもテレビも独り占めだし、裸でウロウロしたっていいし、耳 栓&アイマスクをしなくても眠れる!苦労をすると当たり前のことに感謝できるようになるので、やはり、苦労は買ってでもしろ、ですね(大げさ)。

 

明日は、サクレ・クール寺院、オランジュリー美術館、凱旋門と、パリのテーマであるおいしいパン屋さん巡りスタートです!