sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行6日目 パリ編②サクレ・クール寺院

パリ2日目の朝、この日は8時頃に起きました。晴れ女もパリの低気圧には勝てず、昨日までのバルセロナの真っ青な空が嘘のように肌寒い曇り空です。雨も降ったり止んだりしています。この天気と旅の疲れと一人部屋の開放感のせいですぐには動けず、しばしテレビを眺めたりゴロゴロしました。今まで知らず知らずのうちに気を張っていて、疲れが溜まっていたのでしょう。アラサーの体と心に湿布が沁みました。

雨が止んだタイミングで宿を出て、サクレ・クール寺院に向かいます。事前に調べた情報によると、寺院正面にはしつこい物売りや募金と称してお金をだまし取る人たちがたくさんいて、特に日本人は狙われやすいとのこと。また、正面からのルートは上り坂で疲れるので、寺院の裏手側にあるLamarck-Caulaincourt駅から道を下っていくルートがおすすめだそう。何よりも安全第一な私はこのルートを採用。この行き方はガイドブックやパリの情報サイトには載っていなかったので助かりました。ありがとうネットの誰か!

最寄のBastille駅からメトロ1番線に乗ってConcorde駅まで行き、12番線に乗り換えます。パリは駅ごとに構内のデザインが違っていて、Concorde駅はアルファベットのタイルを敷き詰めたシンプルモダンなデザインでした。

f:id:sugar0809:20150904133312j:plain

目的地Lamarck-Caulaincourt駅に着き、iPhoneで地図(事前にGoogle mapのキャプチャをとっておきました)を確認するのですが、方向がイマイチよくわからず。とりあえず坂を下っていけば良いのだろうと思い、感覚で歩いて行くも一向に寺院らしき建物は見えてきません。道行く人もおらず、やっとすれ違ったビジネスマン風の男性に聞いたところ、全く逆の方向に向かうよう教えてくださいました。やれやれ。方向音痴が感覚で歩くとこうなりますね。来た道を戻ります。今度は上りだからちょっとしんどい。でも建物や街並みがきれいでした。バルコニーの黒いアイアンがパリ感を醸し出しています。

f:id:sugar0809:20150904133408j:plain

教えてもらった方向に歩いて行くと、何やらそれらしき建物が見えてきました。確実に近づいている手応えを感じます。

f:id:sugar0809:20150904133432j:plain

裏手側から敷地内に入ると、まず寺院の大きさにびっくり!バルセロナでたくさん建物を見てきましたが、全く違う雰囲気です。曇り空のせいもあってか、“白亜の寺院”というよりは、重厚感があってどっしりした印象でした。周りにはクリスマスマーケットらしき小屋も。全部閉まっていましたが。

f:id:sugar0809:20150904133533j:plain

正面にまわって撮影。近すぎ、というか建物が大きすぎて収まらないシリーズinパリです。

f:id:sugar0809:20150904133622j:plain

中に入り、手荷物検査の列に並びます。寺院内は見た目通り縦にも横にも広く、天井のドーム部分から光が差し込んで、正面の礼拝堂とレンガの壁を照らしていました。このとき、入り口に撮影禁止の看板があったにもかかわらず、そのことをすっかり忘れていて写真を撮ってしまいました。すかさず「マドモアゼール!」と前方にいたスタッフの男性に呼び止められる私。しかし気がつかない私。自分がマドモアゼールだと自覚したことがないもので…。何度目かの「マドモアゼール!」で、周りの人からおめーだよ的な目で見られたこともあり、え?私?的な表情で男性の方を向くと、「No photo please!」と超怖い顔で怒られてしまいました。当然ですよね、すみません。平謝りです。

カメラをバッグにしまい、そそくさと荷物検査を受け、中を見てまわりました。礼拝堂の最前列には、両膝をついて真剣に祈りを捧げている方が何人かいました。その姿を見たら、こんな神聖な場所で観光客が浮かれて写真なんか撮っていたら気分悪いよな、と申し訳ない気持ちになりました。

1時間弱滞在して外に出ました。また小雨がぱらつき始めていて、高台のせいか風もありだいぶ寒いです。晴れていたらこの景色も最高なんだろうなあと思いつつ、薄いグレーな景色もまたパリの風情ということで。

f:id:sugar0809:20150904133925j:plain

寺院の入場は無料ですが、別途6ユーロほどでドームの上の方に登れるそうです。そこからパリを一望する景色が最高!との口コミを見ていたのですが、雨だし薄曇りでそんなに見通しも良くなかったので登りませんでした。晴れていたら、とてもきれいな景色が広がっているのだと思います。

 

続いて、パリのメインテーマの一つである、美味しいパン屋さんへ向かいます。