sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行8日目 パリ編⑪ラデュレの朝食

パリ4日目。8時半くらいに目が覚めました。が、体が重くてなかなか起き上がれず、寝っ転がったまましばしテレビを見たりゴロゴロして過ごしました。毎日10〜15キロくらい歩いているので、疲れが取れにくくなっている気がします。この日、本当はヴェルサイユ宮殿に行く予定だったのですが、パリ入りしてから予定変更。行きたいところが多過ぎるのと、毎日曇りか雨予報で遠出するのが億劫だったので、市内観光に集中することにしました。

結局、10時頃にホテルを出ました。この日も午後から雨予報だったので折りたたみ傘を持参。Bastille駅からメトロを乗り継いでSaint Germain des Pres駅まで行きます。駅を降りるとボナパルト通りをまっすぐ歩いて5分ほど、Ladurée(ボナパルト店)に到着です。外観は、シャビーグリーンの壁にシンプルなクリスマスデコレーションが映えて品の良いかわいさ。通り沿いのショーウィンドウにはグッズがたくさんディスプレイされていました。※現在はグッズ売り場はなくなっているようです。

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店内に入ると、2階に通されました。2階はアジアンなデコレーション。入った瞬間、え?なんで?と思ったけど、前日に行ったオルセー美術館で、当時の貴族が日本や中国から取り寄せたであろう19世紀の家具や食器、掛け軸等の骨董品がたくさん飾られていたことを思い出し、ラデュレの店舗コンセプトである「ご婦人方がおしゃべりを嗜んでいた昔の談話サロン」をアジアンな装飾で再現しているんだと納得しました。そう解釈すると、この空間も高貴な空気が漂っているように感じます。ただ、せっかくパリに来てるんだからヨーロピアンなデザインの方が良かったかな。外観とギャップあるし、何せ私アジアンだから。

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席についた時点で11時。時間が中途半端だったせいか、お客さんは一人でまったりするご婦人方()や新婚旅行と思しき日本人カップル、ビジネスミーティング中のグループくらいでそんなに混んでいませんでした。でも、人手が足りていないようで、テーブルには残された食器たち。そしてサーブするときしか姿を現さない店員さんたち。これはタイミング良く注文しないと時間がかかりそうだなと思いました。

メニューを広げ、スモークサーモンのサンドウィッチを探します。割と良いお値段なのですが、ある芸能人が世界一おいしいと絶讃していたとの情報を得て、ミーハーな私は即採用。本当は人気のフレンチトーストを食べたかったけど、ランチタイムには頼めないので、2番目に食べたかったサーモンサンドに決めました。

メニューを閉じ、店員さんが通りかかるのを待ちます。運良く数分でマネージャーっぽい風格の店員さんとアイコンタクトが取れ、「スモークサーモンのサンドウィッチをください」と言うと、「まだランチタイムじゃないから頼めないんですよ。今は朝食の時間なので、すみませんが朝食メニューから選んでもらえますか?」と予想外の返答が!もう11時過ぎてるのにランチタイムじゃないだと!?慌ててメニューを開き、ページをめくる私。ここだよ、と店員さんが広げてくれたページには、なんだか色々書かれているけど動揺していて全く頭に入ってきません。そうだ、私が1番食べたいやつがあるじゃないか!朝食メニューでしか食べられないやつ!口コミサイトでみんなが絶讃してたやつ!!あの甘くて美味しそうなやつ!!!

はい、忘れました。あろうことか、1番食べたかった「フレンチトースト」の8文字を完全にど忘れしてしまいました。このときの私は、フレンチトーストのフの字も思い出せず、だからと言って「少し考えます」と言えば、またいつ店員さんが現れるかわからないので、今すぐ注文せねば...と自分で自分にプレッシャーをかけてさらにテンパるという負のサイクルの只中にいました。

メニューを何度見返しても、Poached eggsとかScrambled eggsとか、なぜか卵料理しか目に入らず、結局、思い出せないけど卵料理ではないという確信だけは得て「これください」と、朝食メニューの中で1番大きく書かれているBreakfast Special的なセットを注文しました。お店一押しのメニューなら、私が食べたかったあれの可能性もあるんではなかろうかと僅かな可能性に賭けて。

そして運ばれてきたのがこれ。さらばフレンチトースト。

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セット内容は、ミニパンオレザンとミニクロワッサンとミニデニッシュとテーブルブレッドのミニパン4個に、ジュース(オレンジorグレープフルーツ)とホットドリンク(コーヒーor紅茶orホットチョコレート)。飲み物はオレンジジュースとホットチョコレートを選びました。お隣の新婚旅行カップルは抜かりなくフレンチトーストを注文しており、「すごい美味しいね♡」「うん、美味しい♡」「来てよかったね〜♡」「ね〜♡」とハートのキャッチボールをしていてこっちのハートは萎えました。でも待てよ、私のパリのテーマはパン屋さんめぐり。それもクロワッサンの食べ比べです。クロワッサン+3つのパンを一気に食べられるなんて、むしろラッキーじゃないか。これぞ怪我の功名。ポジティブシンキングだよ!と萎えたハートを奮い立たせました。

しかし、ミニパンたち、本当にミニです。大きめのクッキーサイズです。

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クロワッサンの中にはナッツのペーストが入っていました。

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このミニパンが、4つともすべて水分奪われちゃう系なもんだから、喉が乾く。さらにホットチョコレートがものすごい濃厚で、喉が乾く乾く。お水を頼みたかったけど、案の定店員さんはサーブしたきり現れず、喉にとってはオレンジジュースだけが頼みの綱。パンを食べては一口、ホットチョコは飲んでは一口と、少しずつ少しずつ流し込んでいきました。

食べ終わると、結構お腹いっぱいになっていました。でも満足度はイマイチ。デニッシュ系とハード系のセットだったので、カサカサパサパサした食感が強く残ってしまい後味があまり良くありません。美味しくないわけではないけど、すごく美味しい訳でもなく、そもそもこれが食べたかったわけではないので、色々と残念でした。

余談ですが、私の親友も数ヶ月後にパリに行く予定だったので、帰国してから「フレンチトーストだからね!Breakfast special的なセットがメニューの左側にでかでか書いてあるけど、それじゃないから間違えないでね!」と念を押しておきました。そして彼女がパリに発って数日後、「間違えちゃったよね」という一言と共に私が撮った写真と全く同じミニパンセットの写真が届きました。もう大笑い。類は共を呼びますね。

食べ終わり、お会計を済ませて1階に降りました。店頭販売のショーケースの前は地元のお客さんや観光客でいっぱいです。マカロンがずらっと並んでいる様はすごくかわいいけど、私はあまりマカロンが好きではないので見るだけで買いませんでした。あと、クロワッサン(通常の大きさ)を買おうか迷ったけど、ミニパンのクオリティを鑑みて止めました。

お店を出て、歩みを進めるほど湧き上がるフレンチトーストへの想い。後悔の念。これは、リベンジすべきなのかもしれない。

 

悶々としながら、次の目的地サント・シャペルに向かいます。