sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行8日目 パリ編⑭アスティエ・ド・ヴィラット

パン屋さんから歩くこと20分、次の目的地Astier de Villatteに到着しました。

社会人になりたての頃、仕事で青山のオルネドフォイユの存在を知り、そこでアスティエの食器に触れたのが初めての出会い。今でこそ、いろんなセレクトショップや百貨店で販売されるようになりましたが、当時はオルネドフォイユかアッシュペーくらいしか取り扱いがなかったと思います。そして、いつかこの食器が欲しい。それも、本拠地のパリで買いたい。と決意して貯金に勤しむ生活が始まったのです。結局、社畜にはパリに行くチャンスが訪れない(つまり長期休暇が取れない)まま、その貯金は服や靴や留学費用に充てられることになるのですが。

そんな憧れであり、目標であったお皿を、ついに手に入れる日がきました。パン屋さんを出てから雨も本降りになっていて、風も強いから傘をさしていても濡れるわ寒いわで気持ちが萎えていましたが、着いた瞬間に体温5度くらい上がりました。ここは天国ですか?一軒まるごとテイクアウトしたい!

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私の初恋はアデライド。やっぱりかわいいなあ。淵や外側についてるポコポコが和みます。でも、実際にいろんな食器を見ているうちに、もう少しパンチのあるデザインの物が欲しくなってきました。食器の種類も、お皿にこだわらずにマグカップからキャンドルホルダーまで全て候補に入れて考えました。

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1時間半ほど隅々まで見て、悩みに悩み、吟味に吟味して、最終的にJohn Derianのチェアのデザインのお皿にしました。普段使いできるお皿ではないので迷いましたが、このチェアの絵とお皿の形がとにかく素敵で、観賞用としてでいいから手元におきたいと思って。もちろん、カナダに引っ越すときも手荷物で持ってきて、今はリビングに飾っています。久しぶりにまじまじ見たけど、やっぱりこれにして良かった!

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お値段は80ユーロくらいだったと思います。日本で買う1/3ほど!ユーロ安万歳!想像以上に安いから、アデライドのサラダボウルやマグも買いたかったのですが、これからドイツをまわり長時間フライトで日本に帰ることを考えると、万が一壊れたり盗まれたりしたら悔やんでも悔やみきれないと思って一つだけにしました。

店内には日本人の店員さんが2人いて、レジに持っていくと「飛行機に乗りますか?」と聞かれたので、「はい」と答えると、ちょっとやそっとじゃ割れないようにふわふわかつ厳重に包んでくれました。そのため、お皿のボリュームは5倍くらいに膨れ上がることに。当然私の斜めがけバッグには入らないので、紙袋で持ち歩きましたが、お皿を何枚も買いたい人はマチ広めのリュックか折りたためるショッピングバッグを持って行くと良いと思います。クッション用にタオルが1枚あるとさらに安心です。

初アスティエを抱え、外に出るともう日が暮れかけていました。今日は1日中、天気が悪かったけど、自然と気持ちは明るいです。お皿一枚でこんなに人を喜ばせるなんて陶芸家まじリスペクト。

店を出てからしばらくお散歩しました。リヴォリ通りはいろんなお店があって楽しい。LE BHV MARAISのリボンのクリスマスイルミネーションがとっても綺麗でキュートでした。

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来た道を戻り、本日最後の目的地、ルーブル美術館に向かいます。