sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行8日目 パリ編⑮ルーブル美術館

ルーブル美術館には6時に入る予定で向かいました。というのも、事前に情報収集しているときに、6時からだと特別料金でお得にチケットが買えるという情報を発見。1日かけても足りないという人もいるけど、ディズニーだってアフター6で十分楽しめるんだし、ルーブルだって主要どころだけまわれば余裕っしょ!と夜間開館している日に行くことにしたわけです。

夜のピラミッドはゴールドに輝いていて、雨に濡れた地面に反射してなんとも艶っぽく綺麗でした。

f:id:sugar0809:20160602171413j:plain

5時過ぎに美術館に入ってエントランスで待機し、6時になったタイミングで発券機でチケットを買おうとしたのですが、表示されたのは子供・大人・シニアのワンデーパス料金のみ。どこにも特別料金の表示がありません。おかしいなと思い、インフォメーションにいるお姉さんに聞くと、特別料金の設定はありませんとのこと。え...ない...だと?あの情報はガセだったってこと?お姉さんが知らないだけじゃないの??と思って、6時以降はスペシャルプライスになるって聞いたんだけど...ともう一回聞いてみましたが、そんなキャンペーンは今までやったことないんだけど...とお姉さん。なんとー。だったらもう少し早く入れたのに。雨の中散歩して時間潰さなくても済んだのに。まあ、でも、仕方ない。ルーブルはそんなにチケット代が高いわけでもないし、これから閉館まで4時間もあるんだから、全部見尽くしてやる!と思って気持ちを切り替えました。ネットの情報を鵜呑みにした自分を自分で怒りたい。

チケットを買い、クロークにモッズコートを預けてゲートに入りました。通路を進んでいくと、何やら見えてきました。あれはもしや...

f:id:sugar0809:20160602171414j:plain

やはり...

f:id:sugar0809:20160602171415j:plain

サモトラケのニケ

f:id:sugar0809:20160602171416j:plain

神々しい、勝利の女神像!灯り取りのような天井の照明から射し込む柔らかな光の効果もあって、声を出すのもはばかられるほど神秘的な空気が漂っています。ルーブル、一発目から半端ない。

しばし魂が抜けたようにぼけーっと眺め、常設展へ入って行きました。さすが、世界最大級の美術館、作品数も広さもケタ違いです。歩けども歩けども突き当たりがない。ま、でも4時間あるし、見たい絵は決まってるし、自分のペースでいこうと余裕こいていました、この時は。

壁の絵画を眺めながら歩いていくと、明らかに他とは違う人だかりのある部屋にたどり着きました。これはもしや...

f:id:sugar0809:20160602171420j:plain

 モナ・リザ

f:id:sugar0809:20160826101243j:plain

さすが名画だけあって、他の作品にはなかったガラス(たぶんちょっとやそっとじゃ割れたり溶けたりしないものすごい頑丈なやつ)のガードが施され、さらに近付けないようにロープで囲われており、さらにさらにモナ・リザ専属警備員さんもいました。なんて手厚いモナ・リザ対応。人混みをかき分け、真正面で写真を撮り、背後にいたお兄さんにモナ・リザとの2ショットも撮ってもらいました。思っていたより小さかったけど、生ダ・ヴィンチ・コードの世界を垣間見た気分。やっぱり半端じゃない、ルーブル

モナ・リザの反対側にはカナの婚礼。ルーブルで一番大きな絵画です。

f:id:sugar0809:20160602171421j:plain

お目当ての民衆を導く自由の女神は、どこかに旅に出ていて見ることができませんでした。落穂拾いに続き、無念。しかし、見るべき作品は他にもたくさんあって、どんどん時間が過ぎていき、若干焦ってきました。

一通り主要な絵画を見たら、ナポレオンの部屋に向かうことにしました。彫刻や土器のコーナーは全部スルー。なのに全然着かない。渡り廊下を渡った反対側の建物の端にあるので、同じ美術館内とはいえ、大げさではなく2キロくらい歩きました。余裕こいてた自分を自分で怒りたい。

ちょっと迷子になりながら、やっとの思いでたどり着いたナポレオンの部屋は豪華絢爛。

f:id:sugar0809:20160602171423j:plain

食器も可愛いかった。水差し1個でいいから欲しい。

f:id:sugar0809:20160602171424j:plain

ナポレオンの部屋を出る頃には9時くらいになっていて、閉館アナウンスが流れていました。1時間くらい前からアナウンスしないと、みんな出られないのでしょうね、広すぎて。

最後に彫刻コーナーに寄って出口へ向かいました。この銅像の前で同じポーズで写真を撮りたかったんですが、見知らぬ人に頼むのはさすがに恥ずかしくてやめておきました。

f:id:sugar0809:20160602171425j:plain

気づけば約4時間歩き回り、閉館15分前にルーブル美術館を後にしました。著名な作品をたくさん見られたし、歴史ある建物自体も魅力的だったけど、規模が大きすぎて体力的にも精神的にもものすごく消耗しました。一日中歩き回っていたので余計に疲れたのだと思います。朝イチで来ていたらもう少し堪能できたと思うので、ルーブルに行く際にはぜひ元気があるときに行くことをお勧めします。時間配分にもお気をつけて。

ホテルの最寄駅Bastilleに着くともう10時過ぎ。ディナーを食べておらず腹ペコだったので、ガイドブックで見つけた駅近くのスープ屋さんに行くことにしました。豆と野菜のスープとセサミブレッドをオーダー。これで7ユーロくらい。安いのか高いのか...。味も美味しいのか不味いのか微妙な感じ...。前日のパン屋といい、今回の旅行はガイドブックの情報がことごとくハズレ。昼間買ったパンオショコラも一緒に食べて、なんとかお腹を満たしたディナーでした。

f:id:sugar0809:20160602171426j:plain

ホテルに戻り、冷えた体をじっくりバスタブで温め、マッサージ&ストレッチをし、全身に湿布を貼って寝ました。もう一歩も歩けないくらい、かなり疲労が溜まっています。

 

翌日は、ショッピングデー。ラデュレにもリベンジします!