sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行9日目 パリ編⑰ボン・マルシェとギャラリーラファイエット

ラデュレから歩くこと10分ほど、ボンマルシェに着きました。

エッフェル塔のシャンパンライトを見に行った日、Sちゃんから「ボンマルシェの食品館がすごい楽しいよ!気づいたら2時間くらいいた!」と激しくオススメされたので、お土産も買いたかったし(主に自分用)、ラデュレのリベンジも済んで気が晴れたし(実は結構引きずってた)、寄ってみることにしました。

本館の裏手側にある別館に食品館「ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ」があります。入った瞬間、テンション上がる〜!クリスマス前ということもあって、お菓子やパーティー用の商品がメインに陳列されていてハッピーな雰囲気です。そして、奥のお惣菜コーナーからは良い香りが...。食べたばかりなのに匂いにつられて足が勝手にそちらの方へ...。

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驚いたのはMAILLEの品揃え。写真のピンクっぽい紫の瓶はブルーベリー味です。他にも変わり種がたくさんありました。どんな味なんだろう?と興味は沸くものの、こういう時わりと冒険しないタイプなので、30分くらい悩んだ末に超安パイなチーズ&ハーブのマスタードを購入。味によって若干値段に差がありますが、小さい瓶は4.5〜6ユーロくらいでした。常温でOKだしかさばらないし、お土産にはぴったりですね。ま、私は自分用ですけど。

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それから紅茶コーナーへ。写真を撮り忘れましたが、いろんなメーカーのいろんな種類の紅茶が棚一面にびっしり揃えられていて壮観です。

フランスの紅茶といえばマリアージュフレールが有名&人気ですよね。ここの棚にも他のメーカーより多めに並んでいました。しかし、またまたグルメなお友達から「イチオシは王室御用達のダマンフレール!Don't miss it!」と助言をいただいていたので、私の心はダマン一択。ただ、ダマンにもいろんな種類があります。どれにしようか悩んでいると、この辺に住んでいるであろう綺麗で背の高いマダムがすっと私の横に来て、一瞬の躊躇もなくダマンのイングリッシュブレックファーストを手に取り、食材でいっぱいになった大きなカートに入れたのです。さらにもう1個同じものに手を伸ばし、カートにイン。もう用は終わった、とばかりに颯爽と去っていくマダムの後ろ姿を羨望の眼差しで見送る私の手は自然とイングリッシュブレックファーストに伸び、一層ロイヤル感が増した黒い缶をしっかと握り締めるのでした。マダムったらなんてインフルエンサー。ちなみに、これも自分用です。

しばしマダムのハンサムさに酔いしれていると、カンカンカンと鐘の音が店内に響いてきました。何事かと思ったら、この日は地下につくられたワインフロアがオープンする日だったようで、地下行きのエスカレーターが動き出し、次々と人が流れていきます。せっかくなので私も下りてみましたが、オープン初日ということもあり、ちょっとしたレセプションパーティーのような雰囲気だったのですぐに退散。下戸なんで試飲できないし、そもそもワインわからないし。ワイン好きな方はぜひ覗いてみてください。フロア全体が巨大なワインセラーになってます。

その後も色々と物色。日本の食品もたくさんあって、ソイジョイ塩麹なんかもありました。輸入品なのでお値段はそれなりに張ります。写真はギリギリまで悩んだ末、かさばる&壊れる可能性大で買わなかったカラフルなパスタ。やっぱりかわいいなあ。

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あんまり自分のものばかりだと気が引けるので、ニースのピンクソルトとオリーブオイルを実家のお土産にしました。実家というより、ファンシーな調味料が好きな祖母用です。最後にお惣菜とバゲットも購入。お惣菜も相当迷いました。オリーブだけでこの品揃えです。

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とにかく、美味しそうなもの、素敵なものがいっぱいで、気づいたら2時間以上経っていました。この日までお土産を買わずにいて本当に良かったです。

ボンマルシェを出ると、セーヌ川に向かって歩きました。街はもうすぐ日暮れ。このセーヌ川の景色も見納めです。

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それから地下鉄に乗り、ギャラリーラファイエットに向かいました。特に買いたいものはなかったけど、ユーロ安のうち何か買っておいた方がお得な気がして。フランスのブランドを中心に一通り覗いてみるものの、やっぱり惹かれるものはなし。その代わり、建物とデコレーションがとても素敵で心躍りました。次々と色を変えて輝くスワロフスキーの巨大なクリスマスツリーを、アジア人のおじさんと競うように撮りまくり!この色が一番好みでした。

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お店を出る頃にはすっかり日が暮れ、空気がすごく冷えていました。そういえば明日は雪の予報。ガクブル。外から見たギャラリーラファイエットは、新宿3丁目の交差点から見た伊勢丹に似ていました。いや、伊勢丹が真似したのか?

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デパートを出て道なりに歩いていると、荷台に乗せられたイエス様通過。これから出勤(納品)でしょうか?今まさに繁忙期ですからね、お疲れ様です。アーメン。

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イエス様を見送った後、気になっていたレストランに予約なしで行ってみたのですが、見事に満席で入れませんでした。一人くらいなんとかなるかと思ったのに残念。人気店は予約必須ですね。ボンマルシェで買ったお惣菜を夕食にすることにして、最後にもう一度シャンゼリゼ通りへ。今度はコンコルド広場方面から凱旋門を眺めました。

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この頃には手や足に力が入らないほど凍える寒さで、写真を撮り終わると一目散に地下鉄へ走りました。1日のんびりするつもりだったのに、なんだかんだで歩き過ぎました。そしてカルネは最後の一枚。明日の朝、北駅まで行くので一枚追加で購入する必要がありますが、予定どおり使い切れて自分さすがだなと思っていました、このときは。

ホテルに着くと、お惣菜を広げ、パリ最後の晩餐です。しかしカトラリーがないことに気づき、フロントに電話して持ってきてもらいました。結局、お風呂の排水溝の流れは悪いままだったけど、なかなか良いホテルでした。

お惣菜は、スモークサーモンのクリームチーズ巻き、きのこのマリネ、タブーリというこれまた安パイな前菜3品。不味いわけがない。バゲットも見た目以上にソフトで美味しかったです。お値段は全部で18ユーロほど。量の割にお高めだけど、まあボンマル価格ですね。

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翌日は7時前にホテルを出なければいけなかったので、食べ終わると荷造りをし、お風呂に入って寝ました。もちろん、湿布&メディキュット完全装備で。

 

明日から、いよいよ最後の国、ドイツに入ります。