sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行13日目 ドイツ編⑦アウクスブルク市庁舎(黄金の間)とミュンヘンへの移動

アウクスブルク2日目。昨夜、迷子になって吹雪の中を歩き回ったせいで体のあちこちが痛く、なかなかベッドから起き上がれません。午後にはミュンヘンへ移動するので、午前中は市内観光をする予定でしたが、結局11時頃までホテルでだらだらしてしまいました。正直、もうアウクスブルクに来た目的は果たせているし、長旅の疲れも出ているので体を労ることを優先し、市庁舎の黄金の間だけ見に行くことにしました。

ホテルのフロントにスーツケースを預け、貴重品だけ持って市庁舎へ。昨日も通った道ですが、昨日と打って変わって天気が良く、全く違う街に見えます。それにしても寒い!-15℃くらいだったと思います。通りで頭痛がするわけだ…。

準備中のクリスマスマーケットを横目に見ながら市庁舎に入りチケットを購入。パンフレットも頂きました。そして、4階の黄金の間へ。入った瞬間、金!壁も天井も何もかもゴールド!!実際は壁画や彫刻等が施されているので、全部金色というわけではないのですが、何分金色の力が強く、窓から差し込む太陽の光に反射して部屋全体がキンキラキンに輝いて見えます。これはこの旅行中に見てきた教会や建築物とは全く違った趣。いい写真が撮れるぞーと思ってカメラのスイッチを入れた瞬間、やってしまいました。バッテリーの入れ忘れ。昨夜バッテリーを充電し、朝の荷造りの時に充電器ごとスーツケースの中に入れてしまったようです。なんたる失態。今日はここしか観光しないのに!仕方がないからiphoneで撮ろうとしましたが、外が寒すぎてタッチパネルの調子が悪く、起動しなかったり反応が遅かったりで全然上手く撮れませんでした。とほほ…。

というわけで、黄金の間については下記のサイトに素敵な写真と丁寧な説明がありますのでご参照ください。

引用元:gotrip.jp

写真が撮れないのでしっかり目に焼き付けておこうと1時間弱うろうろし、スーツケースをピックアップするためホテルに戻りました。近隣のホテルに比べてリーズナブルなのに綺麗で接客も良くて、一泊しかできないのが惜しいくらいとても素敵なホテルでした。それから駅に向かいましたが、まだ列車の時間には余裕があったので駅前のマックで時間を潰すことに。このカスタードのパンが割と美味しかったです。

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アウクスブルクからミュンヘンまでは列車で30分ほど。この日も運行が乱れていたようで、私が予約した列車も大幅に遅れています。とほほ…(2回目)。列車を待っていたらミュンヘンに到着するのがかなり遅くなってしまうので、駅の窓口で一番早く到着する列車に変更してもらいました。ドイツではずっと長距離移動だったので、30分なんてあっという間。ミュンヘン中央駅はさすが大都市といった雰囲気です。

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ここから路面電車でホテルまで移動しました。最初は地下鉄で最寄り駅まで行く予定でしたが、ホームで迷ってしまい、スーツケースを抱えて階段を登ったり降りたりしていたら、通りすがりのおじさんが「どこに行きたいの?」と声をかけてくれました。ドイツ語で発音できる自信がなかったので、「このホテルに行きたいです」と言ってホテルの名前と最寄駅が書かれた紙を見せると「それなら路面電車だ。こっちに来い」と言って、今降りてきた階段を私のスーツケースを抱えて上がってくれました。なんて優しい!そして、路面電車の停留所まで案内してくれ、どの路線に乗るのか、どこで降りるのかを教えてくれました。おじさんダンケシェーン!

おじさんは日本の自動車メーカーと仕事をしているらしく(たぶんディーラー)、私を見てすぐに日本人だとわかったそうです。そして別れ際、「あなたが泊まるホテルのすぐ近くにクリスマスマーケットがあるから、5時にそこで会おう!」とお誘いを受けました。え、それは無理。でも、こんなに良くしてもらって無下にはできないので、「予定があるから行けるかわからないけど、行けたら行く」と答えました。ザ・日本人的ノーサンキュー。行間を読んで欲しいけど、もちろんおじさんは気づくわけもなく「おっけーじゃあまた後でねー」と言いながら陽気な足取りで去って行きました。あの感じ、絶対に一杯引っ掛けてるな。きっと数分後には私に会ったことすら忘れてるだろうと思いながら電車を待つこと10分、教えてもらった路線の電車がやってきたので乗車。新しい車両なのか行き先は電光掲示板に表示されており、車内も綺麗でした。

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10分足らずでホテルの最寄り駅に到着し、ホテルに向かって歩き出した瞬間、目の前の地下鉄出口から見覚えのある男性が…なんとさっきのおじさん!向こうもびっくりしたようで「へいへいへーい!また会ったねー!」と上機嫌で私の肩をバシバシ叩いてきます。てか、行き先同じなのになんで私を路面電車に乗せて自分は地下鉄に乗ったん?やっぱり酔ってるな。しかしクリスマスマーケットに誘ったことは覚えていたようで、「じゃあ5時ね!そこ曲がったとこだから!5時ね!またね!」と念を押してまたどこかへ去って行くおっさんを苦笑いで見送りました。

なんだかんだありつつも、おじさんのおかげで無事にホテルへ到着。こじんまりとしていますが綺麗な部屋です。アウクスブルクのマックで買ったパンが1つ残っていたのでまずは腹ごしらえ。

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小腹を満たし、ミュンヘン観光に出かけます。