sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行7日目 パリ編⑦セーヌ川クルーズ

Eric Kayserからセーヌ川クルーズ乗り場までは徒歩で向かう予定でした。旅行中はいつもよりよく歩くけどそんなに疲れを感じないのが不思議。街歩き好きです。

途中でセグウェーツアー御一行が颯爽と通り過ぎて行きました。別に歩くの好きだけど...その手があったか。

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途中、シテ島に渡ってノートルダム大聖堂を外側から眺めました。朝、橋から見た時はもう少し小さい建物かと思っていたら、結構大きくてびっくり。大聖堂は翌日に行く予定を組んでいたので、この時は外から眺めるだけにしました。

ここからさらに歩く予定でしたが、時間が押しているのとちょっと疲れてきたのでメトロで行くことに。Saint-Michel-Notre-Dame駅から乗り、Pont de l'Alma駅で降ります。セーヌ川クルーズはいくつか会社がありますが、一番価格が安かった(と言ってもどんぐりの背比べですが...)バトームッシュにしました。

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このとき11時20分くらいで、12時からのツアーがあったのでチケット売り場でお姉さんにチケットを買いたいと伝えると、「11時55分までに20人集まらないと運行しないから少し待っててもらえる?」と言われました。え、運行しないとかあるの...?と一瞬フリーズしていると、「まあ、だいたい運行するんだけどね、ツアーの団体客とか来るし」とお姉さん。え、ツアーの団体客って予約なしで突然来るの...?それともお姉さんが把握してないだけ...?不安要素満載でしたが、もうここまで来ちゃったし、とりあえず待つしかない。乗り場の周りはお茶できる場所もなく、寒空の下、外のベンチに腰掛けて待つことにしました。辺りには観光客と思しき人が私含めて7人。今のままでは完全にアウト、だけどあと35分で14人くらい来るでしょ〜と楽観的に待つこと20分、何やらチケット売り場前に列ができ始めました。どうやら運行の目処が立ち、チケットの販売を始めたようです。

列に並び、無事チケット購入。値段は12ユーロほどでした。ランチクルーズではなく、遊覧クルーズです。

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ゲートを通ると待合室があり、ようやく暖かい場所に腰を下ろすことができました。小さい売店もあり、飲み物とスナックを購入して小腹を満たしつつ出発まで待ちます。すると、日本人のおじさまとおばさま2人の3人グループが待合室に入ってきました。私の隣の席が空いていたので、おばさまたちは私ににっこり微笑みながら腰掛け、「それにしても、なんて言ってたのかしらねえ」「ほんとにねえ、なんで最初はチケット買えなかったのかしら」と話し始めました。そこで、私が「出発5分前までに20人集まらないと運行しないみたいですよ」と言うと、おばさまたちは「あ、そうだったの?あら、日本の方?」と驚きつつも旧友に再会したような嬉しそうな表情になり、おしゃべり炸裂。おばさまたちはツアーで名古屋から来ていて、今日はフリー行動なので遊覧クルーズに来たのだとか。おじさまとおばさまは夫婦、もう一人のおばさまは一人でツアーに参加していて、ツアー中に仲良くなったそうです。皆さん私の両親以上の年齢なのに年に1回は海外旅行に行くベテラン旅行者で、今回のツアーはアタリだったとか、モンサンミッシェルは写真で見る方が綺麗とか、先輩の視点から色々教えてくれました。私が一人で旅行していると言うと「すごいわねえ、偉いわねえ」と褒めてくれ、「ああ良かった、あなたが一緒なら安心」とこれから始まる遊覧クルーズの通訳としても期待してくれているようでした。え、どうしようちょっと緊張...!

ひとしきり話し終わると、いよいよ出発。船に乗り込みます。どこにいたの!?っていうくらい人が増えていました。みんなギリギリに来るんですね。朝は晴れていたのに出発前にはパラッと雨が降ってくるほど空は雲に覆われていました。最初はおばさまたちと一緒に船内に腰掛けていましたが、せっかくなので屋上へ。風が冷たくて寒いけど、眺めが良くて気分が上がります!

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まずは東側方向へ。横から見るノートルダム大聖堂。やっぱり大きいです。

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折り返して西側方向へ。

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船内(屋上も)では、音声ガイダンスが流れていたんですが、フランス語、英語、スペイン語、中国語、韓国語で、残念ながら日本語はありませんでした。バトーパリジャンには日本語ガイドがあるようです。

西側方向へ走ること30分、一番の見所であるエッフェル塔の前に来ました。シックな色合いがパリの街に溶け込んでいてなんともお上品!先ほどのおばさまたちも屋上にやってきて、代わる代わる写真を撮り合いました。

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船ではほとんど動画を撮っていたので、良い写真があまりなく、伝わらないのが残念ですが...パリに行ったらまた乗りたいくらい大満足!新緑の季節だったら最高だと思います。とってもオススメです。

約1時間の遊覧クルーズを終え、船が乗り場に到着すると、おばさまたちとはお別れ。3人はこれからラーメンを食べに行くとのこと。もう日本食が恋しくて恋しくて!と言ってたおばさまが可愛いかったです。

 

そんなに日本食が恋しくない私は、一路オルセー美術館に向かいます。