sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行6日目 パリ編④オランジュリー美術館の睡蓮

寒空の下でパンを頬張った後は、オランジュリー美術館に向かいます。

パリでは、オランジュリー、オルセー、ルーブルの3つは必ず行きたかったので、それぞれの休館日に被らないように「1日1美術館×3日」で見てまわる計画を立てていました。同じ日に美術館をはしごするという口コミもたくさん見ましたが、絶対疲れる&飽きると思って贅沢に3日かけます。

公園から歩くこと15分程で美術館に到着。ツアーの団体客や課外授業と思しき学生たちがたくさんいます。チケット売り場でオランジュリー&オルセーのペアチケット(16ユーロ/4日間有効)を購入し、結構待つかなと覚悟して列に並ぶも、思いのほかスイスイ進み、10分も待たずに中に入れました。

館内は、1階のみ撮影可能で、残念ながらお目当てのモネの睡蓮は撮影禁止でした。2015年から全館(というか、フランスの美術館全部)撮影可能みたいなので、今は撮影できるようですが。

楽しみは後にとっておくタイプなので、まずは1階から。モネ、セザンヌルノアールピカソなどなど、教科書で見たこれ!たぶんこれも!っていう絵がいっぱいです。団体客に解説しているツアーガイドの人の話を盗み聞きしながら、わかった風に眺めてまわりました。写真はセザンヌをピックアップ。

f:id:sugar0809:20160406163914j:plain

f:id:sugar0809:20160406163915j:plain

f:id:sugar0809:20160406163916j:plain

ひとしきり1階の展示を楽しんだ後は、お目当ての睡蓮。

階段を上がって中に入った瞬間、圧倒されました。白い壁にぐるりと睡蓮。この部屋だけ空気が澄んでるというか、東芝プレゼンツかってくらいのマイナスイオン放出量と圧倒的な絵の迫力。癒しと興奮が同時に襲ってくるなんて、なにそれ恋?はい、恋しました。完全に恋に落ちてしまって、もう呆然と見つめました。

好きな人のことは隅から隅まで知りたいタイプなので、遠くから眺めてみたり、近づいてみたり。ギリギリまで顔を近づけて見ようとしたら、セキュリティさんからすかさず「マーム!」来ましたよね。マーム=マダム=私のことですね。サクレクール寺院で経験済みですから、ここはすぐわかりましたよ。振り返ると「近づきすぎないで!」と言われたのですが、この部屋すごく反響が良くて、おっちゃんの声がこだまする。こだまでしょうか?はい、私だけってくらいには私に向かってこだまする。他のお客さんの視線が突き刺さる。小声で謝ったけど、その声すらこだまする。こだまのやつめー、邪魔しやがってー!(近づきすぎてごめんなさい)

それからしばらく、真ん中のベンチに座って眺めていたらあっという間に1時間くらい経っていました。絵の魅力ももちろんだけど、このプレゼンテーションが本当に見事だと思います。展示空間も含めて一つの作品という感じ。これを見るためだけにチケット代払ってもお得と思えるほど。写真撮れなかったのがとても残念でした。

その後、お土産屋さんに寄るといろんな睡蓮グッズが売られていました。恋は盲目ですから、もう睡蓮しか見えない。しかもどれもセンス良い!吟味して吟味して、ペンと細長いポストカード(というか、小さいポスター)を購入。特に睡蓮のペンはBIC製でデザインもかわいくて大のお気に入りです。

で、写真を撮ろうと思ったら...ない。ペンがない。大のお気に入りで大切にしてたのに...涙 見つけたら貼ります。

※追記:睡蓮のペン見つかりました!大事にしすぎて謎なお菓子の箱に入れてました。これからは筆箱に入れます。

f:id:sugar0809:20160902122301j:plain

 

続いて、シャンゼリゼ通りから凱旋門に向かいます。