sugar’s diary

主に食べてばかりの日々と旅の記録

ヨーロッパ旅行9日目 パリ編⑯ラデュレの朝食(リベンジ)

パリ5日目の朝、この日は9時くらいに目が覚めました。確実に溜まっている疲れで身体が重く、なかなか出かける気になりません。この日は丸一日パリを観光できる最後の日。もう一度行きたいところや行き損ねたところに行くつもりだったので、もともとノープランでした。もしも元気があったらヴェルサイユ宮殿まで行こうかなとも思っていましたが、自分でもびっくりするほどそんな元気はなし。とりあえず、のんびり過ごすことに決めました。

もう一度行きたい場所を考えたとき、真っ先に浮かんだのがラデュレ。やっぱり、あのミスオーダーが悔しすぎて...!ものすごいフレンチトースト好きってわけでもないけど、このまま帰ったら絶対後悔すると思ったのです。でも、スモークサーモンのサンドウィッチも捨て難い。どうしようかなあと考えながらベッドの上でゴロゴロしていたら10時半くらいになっていました。11時半までにいかないと朝食メニューを頼めません。ここは自分の運に任せて、11時半までにお店に着いたらフレンチトースト、過ぎていたらスモークサーモンサンドをオーダーすることに決めました。

ホテルを出て、昨日と同じ行き方でお店に向かいます。店員さんに案内されたのは昨日と同じ2階。でも、昨日とは反対側のスペースでした。コンセプトが違うため、同じお店の中なのに全く違う雰囲気。念願のヨーロピアンなデコレーションです。しかも奥の席で店内を見渡すことができ、注文を待っている間も店内を眺めたり人間観察したりして楽しめました。

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時間は11時20分。ギリギリ朝食タイムだったので、今度は狼狽えることなくフレンチトーストを頼みました。紅茶(アールグレイ)も一緒にオーダー。その10分後、私の隣の席に日本人女性2人組が案内されたのですが、その時に店員さんが「今はランチメニューと朝食メニュー、どちらもオーダーできますよ」と声をかけていました。結局、その2人組はランチメニューから2品オーダーしてシェアしていましたが、もし数人で食事する場合は、11時半頃に行くと朝食メニューとランチメニュー、どちらも楽しめるかもしれません。店員さんによっては融通を聞いてくれる人とそうでない人がいると思うので、確認してから注文したほうが良さそうですが。

そして私のフレンチトースト。まずはこちらのプレゼンテーションをご覧ください。

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寄りでもう一枚。伝わりますでしょうか、このシズル感!

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味は、感動的な美味しさでした。外側はサクッとした薄い膜で覆われていて、内側はふわふわしっとり。バゲットがこんなにも柔らかくてジューシーなフレンチトーストになるなんて!フレンチトーストって、うまく火を通さないとべちゃっとしてちょっと気持ち悪いんですよね。だからって、よく焼きだとアメリカンフレンチトーストになっちゃう。あれはあんまり漬け込まないから、どんな焼き方でも成り立つけど、しっかり漬け込んだバゲットのフレンチトーストなんて絶対焼き加減難しいはず。たいしたもんです。評判なだけあります。リベンジして本当に良かった...涙

食べ始めてから、フレンチトーストにはつきもののメイプルシロップがないことに気付き、店員さんに頼んだらこんなかわいい瓶で出てきました。使うのが勿体ない!ので、ちょっとだけ使ってお持ち帰りすることに。

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後から気づいたんですが、私はオーダーの時点で付け合わせにホイップクリームをお願いしてるから、本当はメイプルシロップを頼むことはできなかったんです。付け合わせは、メイプルシロップ、ジャム、ホイップクリームから1つ選ぶので。気づかなかったとはいえ、こんな図々しい客の注文に嫌な顔せず持ってきてくれた店員さんに感謝です。

お値段は、フレンチトーストと紅茶で15ユーロくらいでした。この時はユーロ安もあって、本当にお得に最高に美味しいブランチを楽しむことができました。身も心を満たされて大満足。

お会計を済ませ、1階に降りて店頭販売のスペースに寄りました。相変わらず賑わっています。昨日とは打って変わって商品に対する信頼度がぐんとアップしているので、迷わずクロワッサンを注文。もう一つ欲しいけど、何にするか決めかねていたので、リーフ型のパイ生地のパンを指差し「これは甘いですか?」と聞くと、きょとんとする店員さん。もう一度同じ質問をすると、「sweetってなに?」と店員さん。えっ...sweetの説明むずい!質問を変えて「砂糖をたくさん使ってますか?」と聞くと、「sugarってなに?」と店員さん。えっ...sugarの説明もむずい!必死に「sugarっていうのは、お菓子とかパンに使う粉で、甘くて、あ、sweetってわかんないよね、えーっとうーんと...」と話していると、先輩店員さんと思しき人が助け舟を出してくれて、「あ、このパンはsweetです!」と答えてくれました。「ごめんなさいね」とハニカミながら謝る店員さん。私も「いいえ、私もフランス語がわからなくてごめんなさいね」と返し、ハニカミ。無事にクロワッサンとパイ生地のパンを購入しました。

結局、この時買ったクロワッサンは夜ホテルに帰ってから食べたのですが、一口食べてびっくり。驚きの美味しさ!いろんなお店のクロワッサンを食べ比べてきたけど、ここへきて一気にトップへ躍り出る勢いです。ラデュレのクロワッサンについては、グルメなお友達から「マカロンよりも何よりも感動的な美味しさ!Don't miss it!」と情報をもらっていたので、まあ美味しいんだろうなとは思っていたけど、これほどとは...!こんなことなら昨日買っておくべきでした。そしたら今日3個くらい買ったのに!ぼやぼやな写真しかないですが、さっくりふっくらした感じ、伝わりますでしょうか?1日中連れ回したのにこのフォルム保ててるなんて結構強者です。

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味は1件目のarnaud DELMONTELに近い感じがしました。バターが効いててしっとりしてるけど軽さもあって一気食いしちゃう系。私、お菓子屋さんのクロワッサンが好みなのかもしれません。カロリー万歳!

もう一つのリーフ型のパイ生地のパンは、翌朝、ケルンに向かう列車の中で食べました。24時間経って、さすがに若干崩れちゃってます。

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味は...全然覚えていません。旅行中、食事の感想をビデオに残していたんですが、この時はビデオを撮っていませんでした。詳しくは後日書きますが、この直前までいろんなことがあって私の精神状態はめちゃくちゃ。列車に乗った瞬間にストレスから解放され、すべてが吹っ飛び、方針状態でただ無心でパンを食べたのでした。辛うじて食べる前に写真は撮っていたようですが、そんなことも写真を見返すまで覚えていませんでした。なので、このパンが一体何なのか、知っている人がいたら教えていただきたいです(切実)。

※追記:このパンがなんなのかわかりました。chausson aux pommes(ショーソン・オ・ポム)というりんごのパイらしいです。そういえば、りんごジャムみたいなのが入ってた気が.......しない。完全に味を忘れています...涙 教えてくれたMさん、ありがとうございます。今度はこのパンをリベンジしに行かなければ!

 

ラデュレの後は、お土産を買いに行きます。